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デジタル掛け軸について
デジタル掛け軸とは?
長谷川章氏を第一人者とする、最先端アート掛け軸です。百万枚以上の映像を複数台のプロジェクターで投影する技法で、主に歴史的建造物に投影する事で、これまでにない空間演出とデジタル技法ならではの美の表現を特徴としています。偶然のリズムが織りなす、幻想的で新機軸の映像表現は、見るものに深い感銘と、あらゆる想いをそこに思い起こさせる力を持っています。建造物だけにとどまらず、大自然の中での投影もなされており、人工のものであるデジタル掛け軸と自然の重なりは、これまでにない芸術領域として、世界から注目を集めている、今話題の新鋭芸術なのです。
夜間の暗くなった会場にプロジェクターを設置し、目の前の歴史的建造物や大自然、そして時にはそこにいる人々さえもキャンパスにして、抽象的な無数の色とりどりの幾何学模様を投影します。そして、この投影された幾何学模様は、ユックリと動き出して偶然の織りなす幻想的な空間を創り出します。それは、これまでに見たこともないような極彩色の掛け軸となって、見るものの目の前に展開されます。これまでにも、日本各地の他にアメリカ、中国、韓国、ギリシャ、オーストリアなどでライブが開催され、何れも極めて高い評価を受けています。
デジタル掛け軸の起源
2008年12月に大阪万国博覧会跡地に建つ、太陽の塔にデジタル映像を投影したのが始まりで、各マスコミに取り上げられて、大きな話題となりました。
三重県の伊勢神宮でも使われたデジタル掛け軸
その後、2009年11月には、なんと伊勢神宮遷宮行事宇治橋渡り初めとして、伊勢神宮内宮にかかる宇治橋が式年遷宮に合わせて架け替えられたのに合わせ、奉納ライブとしてデジタル掛け軸が投影されました。この日、伊勢神宮内宮には、架け替えられた橋を渡ろうと6万人以上もの参加者が詰めかけ、大いに盛り上がるデジタル掛け軸ライブとなりました。この日の模様は、アメリカのディスカバリーチャンネルにてドキュメンタリーとして、全米ネットで放映された程です。
海外のライブ事例
2010年8月にオーストリアのザルツブルクにおいて、ザルツブルク音楽祭90周年記念行事として、ザルツブルク大聖堂を使ったライブが開催され、高い評価を受けています。この時は、ザルツブルク大聖堂に設けられた特設ステージに、なんと2万人を超える観客が押しかけて大盛況となっています。
国内のライブ事例
2010年の11月には東京都庁において、都庁舎をキャンパスとして幻想的なライブが開催されています。アジア大都市ネットワーク21東京総会に合わせて、東京都庁第一本庁舎の壁面にデジタル掛け軸が投影されました。この時の様子は、テレビで放映されたほか、産経新聞、日経新聞、毎日新聞の紙面に記事が掲載されています。
この年には一期一会の「砂」×「光」のアートとして、鳥取砂丘の砂丘美術館において、砂をキャンパスとしてデジタル掛け軸が展開されています。この時は、世界的な砂像彫刻家である茶圓勝彦氏のプロデュースの下、水で固めただけの砂の彫刻に、デジタル掛け軸の投影がなされました。砂像彫刻は刻々と姿を変え、デジタル掛け軸もまた映像を変えるという、偶然が織りなす大自然を相手にしたライブ投影として、絶妙のコラボレーションを展開しています。
更に、2011年に入っては、日光東照宮を皮切りに、姫路城、京都二条城、浜松城と、伝統的な日本の城郭をキャンパスとしてデジタル掛け軸ライブがシリーズ展開されています。
デジタル掛け軸=掛け軸アート
この様に、デジタル掛け軸は新たなデジタル時代の掛け軸アートとして、我が国日本のみならず、世界でも高い評価を得ているものです。どこかの機会がありましたら、是非一度体験されることをお勧めいたします。