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掛け軸の作り方(初心者向け)
皆さんは掛け軸についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。勿論掛け軸に描かれた達筆の書道の文字等によって、その雰囲気は大きく変わると言えますが、一般的には優雅で荘厳なイメージ、あるいは床の間に飾った場合にその一角は大変格調のある雰囲気が漂ってくる、そんなイメージが一般的だと思われます。そうしたイメージがあるため、掛け軸は「飾る」ものであって「作る」ことを思い浮かべたり、考えたりする方は少なくないと言えます。ですが、掛け軸は作ることは決して難しくありません。そこで、誰にでも出来る簡単な掛け軸の作り方の基本をご紹介することにします。
掛け軸の作り方その1 道具を揃える
まず道具を揃えることは、掛け軸の作り方の基本と言えます。基本的には墨汁や文鎮、筆と言った書道道具一式が必要です。
その他には掛け軸のベース即ち台紙となる1メートル弱程度厚紙、もしくは画用紙。その台紙に貼り付ける本紙(出来れば和紙)と装飾用の色紙。そして掛け軸を吊るすための筒状となった丸棒と紐、更に重しとなる丸棒としてもう1本。最後は両面テープや糊があれば良いと言えます。
掛け軸の作り方その2 本紙に字を描く
掛け軸の作り方の2番目が、筆で本紙に字を書くと言うことです。実は文字の出来が掛け軸の品質を大きく左右しますので、ポイントは一回で完成品を目指すのではく、書くべき文字を決めたら何度か練習することをオススメします。尚、掛け軸の作り方として望ましい文字を挙げるなら、日本の季節を表す言葉や自然を表す言葉などが風情があって良いでしょう。また、昔からの諺と言うより、四字熟語なども良いと言えます。
掛け軸の作り方その3 台紙となる厚紙に装飾用の色紙で覆う
本物の掛軸の作り方としては、厚手の型紙や布を縫合してゆきながら繋ぎ合わせていくことが基本となります。その際、本紙と布等を裏打ちしておく等すれば決して難しくはありませんが、美しい掛け軸にするには少し慣れが必要ですので、今回ご紹介する掛け軸の作り方は、型紙と布を縫合するのではなく一枚の厚紙を台紙と利用するシンプルな作り方です。その厚紙にどう加工を施すかということですが、まず厚紙に同一色の色紙を貼ってゆきます。この色紙はパソコンで言うところの壁紙に相当するものなので、どのような色またはデザインにするかは色々と工夫の余地がありますが、もし適当な色が浮かばないという場合はグレー、もしくはグリーン等の単一色の色紙を貼ることで台紙覆うのも一案です。また、大きめの色紙がない場合は、グレーやグリーン、ブラックと言った落ち着いた色のラッピング用紙を代用するという方法もあります。
掛け軸の作り方その4 台紙に本紙を貼り付ける
掛け軸の作り方の4番目としては、台紙が色紙等で覆われたならその台紙に両面テープ等を利用して文字を書いた本紙を貼り付けます。
のりを使用した場合にはでこぼこが生じやすいので、両面テープの方が見栄えが良くなります。
掛け軸の作り方その5 台紙の上部に紐と共に丸棒を巻き付ける
掛け軸の作り方の5番目としては、台紙の上部に紐と共に丸棒を巻き付ける作業を行います。ここでのポイントは筒状の丸棒に予め紐を通しておくことと、台紙が取れてしまわないように丸棒を二重巻きにした上で糊等で接着させることだと言えます。尚、紐の長さは掛け軸を飾る壁のサイズ等を踏まえて適切な長さにする必要がありますが、一般的には1m程あれば調整し安いと言えます。
掛け軸の作り方その6 重しとしての丸棒を台紙の下部に巻き付ける
いよいよ掛け軸の作り方の最後です。掛け軸の重しとして、また上下のデザイン的なバランスをとる意味で台紙の最下部に丸棒を巻き付け、糊等で貼り付けます。
以上が誰にでも作ることが出来る掛け軸の作り方です。この基本的な掛け軸の作り方でコツを覚えたら、「切り接ぎ」即ち本紙や中回し等を接合して完成させていく、本格的な掛け軸の作り方に挑戦してみるのも良いでしょう。