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南無阿弥陀仏と宗派
南無阿弥陀仏と唱える宗派について
日本の宗教・宗派には様々なものが存在しますが、その中でも特に、お唱えを「南無阿弥陀仏」とする宗派をご紹介します。
まず、最初は比叡山延暦寺を総本山とする天台宗です。天台宗は、全ての大乗経典を大事にしていますが、その中でも、「妙法蓮華経」を根本的な経典として尊信している宗派です。
また、四種三昧といって、四通りの修行方法があるのも特徴です。
次は、知恩院を総本山(西山浄土宗の場合は光明寺)とする浄土宗です。浄土宗の特徴は専修念仏にあり、葬儀の際に、阿弥陀仏に帰依して「南無阿弥陀仏」と唱えれば、仏によってどのような人間も衆生から解放され、救われるという教義にあります。
また、修行による成仏を否定しており、修行をする事の価値を認めていないのも特徴です。
次は、本願寺を総本山(西本願寺に浄土真宗本願寺派・東本願寺に真宗大谷派)とする、浄土真宗です。
浄土真宗は、人が修行したりせずとも、求める事がなくとも、いずれ仏は人を救ってくださるという他力回向の論が特徴です。
阿弥陀様を信じる事によって、人は往生する事が出来るという考えであり、葬儀においても、他の宗派にある引導作法などが無い点も特色の一つです。このように、お唱えを南無阿弥陀仏とする宗派にも様々な特徴があることが分かります。
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