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南無釈迦牟尼仏のお経の意味
南無釈迦牟尼仏のお経の意味について
「南無釈迦牟尼仏」とは天台宗や曹洞宗で唱えられるお経(名号)の一種です。
「南無」は元々はサンスクリット語でnamasといい、仏様の御心のまま教えに帰依しますといった意味があります。
また「釈迦牟尼仏」はお釈迦さま(釈迦族の聖者)という意味になります。
つまり「南無釈迦牟尼仏」とは、私はお釈迦様に帰依します、全てお釈迦様の御心のままお任せいたします、といった意味のお経となります。 曹洞宗などの禅宗ではお経を繰り返し唱えることよりも座禅による神仏との対話に重きをおいているため、このお経を実際に唱えることはそれ程多くありません。
他の宗派では仏壇に毎日手を合わせる際にそれぞれの経文を唱えますが、禅宗ではそういったしきたりもあまりありません。
ですがお葬式や法事などの際には、まず最初にこの「南無釈迦牟尼仏」を唱えます。
それは唱えることにより、お釈迦様に対して自分は帰依する者であり、信心の心を伝えるためです。
それなので、日ごろ仏壇で毎日手を合わせて故人と対話する際にこの「南無釈迦牟尼仏」を唱えることは決して間違いではありません。 常に「南無釈迦牟尼仏」の意味を心に思い留め、お釈迦様に信心の心をお伝えすることが大切なのです。