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南無釈迦牟尼仏の読みは「なむしゃかむにぶつ」です。
南無は「私は帰依（悟りを開いたり教えを広めた人を信仰する、敬い崇めるの意味）します」の意、釈迦牟尼仏は「お釈迦様」の意なので、総意としては「私は釈迦牟尼仏に帰依します」ということになります。
南無釈迦牟尼仏を唱える宗派として有名なのが、大乗仏教であり滋賀県大津市に総本山を置く「天台宗」、また福井県吉田郡の永平寺や神奈川県横浜市総持寺に本山を置く「曹洞宗」です。
また南無釈迦牟尼仏を唱える宗派には京都府宇治市の黄檗山萬福寺に本山を置く「黄檗宗（おうばくしゅう）」、禅家のひとつである「臨済宗」があり、臨済宗には建仁寺派、東福寺派、建長寺派、円覚寺派、南禅寺派、国泰寺派、大徳寺派、向嶽寺派、妙心寺派、天龍寺派、永源寺派、方広寺派、相国寺派、佛通寺派、興聖寺派といった14もの宗派にわかれています。
ちなみに天台宗は山門派を始めとして、天台寺門宗、天台真盛宗、聖観音宗、和宗、本山修験宗（寺門派系）、金峯山修験本宗、浄土真宗遣迎院派、妙見宗、粉河観音宗、善峰観音宗といった宗派があり、臨済宗には建仁寺派、東福寺派、建長寺派、、円覚寺派、南禅寺派、国泰寺派、大徳寺派、向嶽寺派、妙心寺派、天龍寺派、永源寺派、方広寺派、相国寺派、佛通寺派、興聖寺派などの宗派があります。
曹洞宗、黄檗宗、臨済宗では読経の前にまず必ず南無釈迦牟尼仏を唱えますし、墓石に「南無釈迦牟尼仏」と彫刻をしたり、仏壇の中心に本尊として釈迦牟尼仏を祀ります。